人とPVassist

ChatGPTが回答した結果の確からしさを判断できないならば、ChatGPTは使用すべきでありません。

業務効率は、PVassistの性能に加え、PVassistを扱う人の能力にも大きく依存します。
- ChatGPTは、満点の解析結果を常に出力することを保証していません。そのため、業務効率は、解析精度だけではなく、ChatGPTを利用する側の能力にも大きく依存します。
- ChatGPTを一人の個性豊かなアシスタントPさんと考えください。Pさんは◯◯は得意だが、□□は苦手なので、◯◯を手伝ってもらえると楽です。しかし、□□は、使う側のフォローが必要です。
  Pさんの得意な◯◯を見つけ、適材適所で活用し、フォローできれば、効率が上がります。
これは、ChatGPTを活用したツール、サービスを使いこなすための留意点です。この点を考慮した運用ができれば、PVassistは業務効率に貢献します。
- PVassistに限らず、例えば、BingのChatGPT機能、プログラマなら、Visuatl StudioのCopilot(GPTを活用し、適時プログラム開発を支援する機能）も同様です。使いこなす側の能力を問うのです。
- Bingの回答、Copilotが作成したプログラムが正しいか否かを判断し、必要に応じて修正できないなら、これら（ChatGPT）を使いこなすことは難しいでしょう。

PV部門の体制（各自の能力、業務規則・フローなど）を念頭に、どういった使い方が良いのかをPVassistを経験しながら考える必要があります。
- 「経験しながら」と記載したのは、PVassist（ChatGPT）の特性は、机上だけでは判らないからです。試して、体感して初めて業務効率化の検討が開始できます。
- 上記「PVassistを、何時、どのように使えば、業務効率が向上するか?」に記載しましたが、アシスタントPさんの能力は、試さないと判らないですよね‥
PVassist（ChatGPT）活用の基本手順、また、運用手順の考え方の一例（A, B）を以下に示します。

人間が一から行うのでなく、PVassist（ChatGPT）の結果を人間が確認する手順により時間短縮を実現することが大切です。

最初にPVassist（ChatGPT）で解析させる。
次に、解析結果（スクリーニング結果、抽出結果（患者背景、薬剤投与、経過、他）、評価に関する解説、因果関係検討図、作成された概要書など）を確認する。
確認内容を活用する。
- 人間が症例・文献を読んで、情報を抽出し、入力票を作成し、評価を行い、概要書を作成するより、PVassitの解析結果を人間が確認後、入力票を作成し、評価を行い、概要書を完成したほうが短時間でできるかを考えて活用する。
- これを考える時のパラメータは、人間の能力（品質、スピード）、PVassistの能力（品質、スピード）、対象とする症例・文献の難易度、量、言語

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文献や症例の記載内容を読みつつ、評価しながら、適時、必要なPVassistのボタンのみを選択、クリックし、スクリーニング結果、安全性情報管理システムへの入力情報、評価、概要書等を確定する。
「適時」は、各自の能力、解析対象および、PVassistの経験時間等によって異なります。人の能力が高いならば、PVassist（ChatGPT）は人間に気づきを与えてくれますので、その特性を活かすことができるため、この方法が望ましいと思います。

最初にPVassistの一通りのボタンをクリックし、PVassistの一通りの抽出・解析結果を出力する。（下図のように、全ての指示ボタンをバッチ処理で自動クリックさせる方法が良いかもしれません）
PVassistの抽出結果、解析結果を参照しながら、安全性情報管理パッケージへの入力情報（患者背景、薬剤投与、有害事象一覧、経過など)、評価結果等を確定する。また、先輩、リーダが適時フォローする。